『お墓参りに行くペースはどのくらいがいいですか?』
という質問に対してお答えします。
決まりはありませんが、できれば月に一度はお墓参りをして頂くのがいいと思います。お忙しい方でも春夏の彼岸やお盆の時期などにはお参り頂き年四回くらいはお参りしていただきたいです。
お参りのペースは本当に様々で、年一回実家に帰った時にという方もいれば、毎日、毎朝お参りに来られているという方もいらっしゃいます。
それぞれ生活スタイルやお墓までの距離にも違いがありますから、頻度も違うのは当然なのかと思いますが、『お墓参りをするとなんとなく気持ちが晴れるように感じる』、『心の整理が出来る』と言って頂けることが多いですので、『思い立ったが吉日。』ですので、お亡くなりになった大切や方がふと頭によぎったらお参りに行って頂くのが一番いいでしょう。
そのなかで月に一度はお参りをして頂きたいと思う理由は、頻繁にお参りに来られているおうちのお墓は10年、20年経っていてもきれいで目地切れ補修などのメンテナンスの必要が少ないからです。
別に特別なお参りをしているわけではありません。おそらくお施主様のお参り方法は皆様大きな違いはありません。
墓地周辺をホウキで掃いて、墓石を雑巾で簡単にふいて、水を取り替えて、お花、お線香をお供えする。という具合です。
入念に掃除をして、補修個所がないかチェックして、あれば自分で補修する。というお施主様は稀だと思います。
それでも頻繁にお参りするだけで10年、20年経っても補修やメンテナンスが少ないので驚いてしまいます。
お墓を「終の棲家(ついのすみか)」と表現することがありますが、お住まいでも『人が住まなくなるとお家が傷んじゃう、古くなっちゃう』という言葉を耳にしたことがあると思います。それと同様にお墓でもお参りにしばらく来ていないお墓は古く、修繕箇所も多くなってしまうことが事実あります。
お忙しい方も3月中旬の春彼岸、8月(7月)のお盆、9月の秋彼岸、年末年始といった、年4回程度はお参りをして頂くことをお薦めします。
お墓参りは先祖供養の他に、自分を見つめ直す時間でもあると実感しますし、墓地周辺の草花から四季を感じることができます。 お忙しい方こそ3か月に一回、お墓参りをしながら自分の心を見つめ直してみるのもいいかもしれませんね。