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2024.09.12

永代供養墓って?

永代供養墓とは

という質問に対してお答えします。

 

「墓地の新しい形態。永代供養墓」

永代供養墓とはご夫婦だけのご家庭など、お墓を持っても後継者がいないというご不安がある方でも入れる合同墓のことをいいます。 将来の管理、ご供養はお寺さんなどの墓地管理者が行います。

 

永代供養墓の特徴、メリット、デメリット
少子化、核家族化が進んだ今日では、お墓を持っていても将来の後継者がいないということでお悩みの方も多いと思います。
そのような方を合同でご供養するためのお墓を作り、将来にわたっての管理、供養を墓地管理者が行うお墓が「永代供養墓」です。
独身の方やお子様がいない方はもちろん、お子様が遠方にお住まいの方などがお申込みされています。
このように永代供養墓の良いところは、将来の管理を考えなくてよいことだと思います。
例えば、子供のいないご夫婦の場合、旦那様が亡くなってしまい永代供養墓に納骨をすれば、奥様が元気なうちは永代供養墓にお参りに行けて、将来奥様もお亡くなりなってしまったときには、ご一緒に永代供養墓に納骨されて墓地管理者が一定の年数まで供養をしてくれるという決まりになっております。

 

ただし、デメリットもございます。
ほとんどの永代供養墓は骨壷のまま預かってくれる年数が決まっております。
例えば7回忌まで、とか、13回忌まで、と規約で預かり期間が決まっています。
費用を払えば延長もできますが、期間を過ぎると骨壷から出して散骨用のカロート(納骨室)に合葬されます。
つまり、期間を過ぎるとご遺骨が他人と一緒に合葬されてしまうため、後から取り出すということができないのです。
そのため、永代供養墓に納骨される際は親族間で良く話し合って決めないと後から「娘の嫁ぎ先のお墓に骨壷を移そう」と思っても散骨されていてご遺骨を移動できない、というトラブルも発生してしまいます。
骨壷の預かり期間など永代供養墓によって規約が違いますので、よく注意してご契約頂くことが大事です。

 

また、永代供養墓の形も日々変わってきております。
一般的に「納骨堂」と呼ばれる建て物の中に納骨されることが多いですが、近年、シンボルとなる樹木の下に納骨されたり、一人一人が使えるカロート(納骨室)を有したものなど様々ですので、ご遺骨の安置の仕方などもご検討材料の一つにしてみてはいかがでしょうか?