『建立者が亡くなったら名前の赤い文字は消すものなのでしょうか。』
という質問に対してお答えします。
消さなくても問題ありません。
そもそも建立者のお名前に赤色を入れることに意味はございません。
生きている間に戒名を授かる「生前戒名」に赤色を入れることから、「お墓に生きている方のお名前を入れる場合は名前に赤色を入れなければいけない」という間違った慣習から広まったものです。
そのため、生前にお墓を建てて、建立者のところにお名前を彫刻する場合でも赤字にしなくても良いですし、亡くなったからと言って赤字を消す必要も本来はありません。
しかし、長年の慣習からほとんどのお墓で建立者のお名前に赤字を入れたり、消したりしていますので、お気持ち的に「生きているのに赤字にしないのは縁起が悪い」「亡くなったのに赤字のままなのは気分が落ち着かない」と思う方も多く、慣例に従っている場合が多いです。