『墓地の外柵のリフォームの平均的な予算は？』

という質問に対してお答えします。

墓地の面積や立地条件などによって変動しますので、一概には言えません。また、リフォーム工事の規模（どの程度の工事を希望するか？）によって様々です。

とは言っても、『それでもおおよその金額が知りたい！』というのがお施主様の本音だと思います。
『工事金額は墓地によってかなり幅がある』ということを念頭に、過去の経験から当相談所なりの概算金額をお答えさせて頂きます。

① 外柵を新しいみかげ石に取り換える工事
50万円～200万円程度
古くなった外柵を全て新しい石で作り直す工事です。
この工事を行うには取り換えない墓石本体も一度解体したり、基礎コンクリートを打ちなおすなど付帯工事が必要になる場合が多いです。
過去の事例ではそのような付帯工事が不要な場合もあり、50万円程度で完了したケースもありますし、墓地面積が広く、工事の搬出入も不便なところで200万円を超えるケースもありました。

② 外柵の壊れている部分のみ取り換える工事
3万～50万円程度
古くなって特に劣化が進んでしまった外柵の一部分を取り換える工事です。
こちらも『一部分』というのが、どの程度を指すのか墓地によってさまざまです。数万円の工事もあれば、一部分とは言いつつも数十万円掛かるケースも考えられます。

③ 外柵の接合部分のセメントの補修
数千円～
外柵は石と石を接合してつくられています。その繋ぎ目のセメントが劣化して割れてきてしまったというご相談も多いです。
同じようにセメントで割れている箇所を補修するだけでしたら数千円で済むこともありますが、墓地全体のつなぎ目を頑丈に施工し直そうと思うと10万円前後を頂く場合もあります。

いずれの工事にしても必ずいえることは、現地を確認しないと正確な見積もりができないということです。
今回はそれをご理解いただいたうえで、『それでも大まかな目安が知りたい』というお声を頂くことが多いですので、過去の事例を基に概算価格を申し上げました。
ご覧頂いているお施主様の墓地には当てはまらない場合も多分にございますので、ご了承ください。