お墓の豆知識

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2023.04.13

お墓の基礎工事はどのように施工しているの?

『お墓の基礎工事はどのように施工しているの?』

という質問に対してお答えします。

 

鉄筋を組んで、コンクリートを打設するのが基本となりますが、地盤が弱い墓地などの場合、コンクリートの厚みや地盤を固める施工をおこないます。

お墓を建てる工事の上で一番大事になってくるのが墓石の下に施工する基礎工事の部分です。
将来にわたって傾かない頑丈なお墓を作るためには基礎の部分を丁寧に施工しないといけません。このような大事な施工部分ですが、基礎工事はお墓が出来上がってしまうと墓石に隠れて見えなくなってしまう部分なので、どのような工事をするのか知りたいとお問い合わせ頂くことが多いです。

 

基礎工事の工程をご説明します。
①まずは基礎部分の余分な土をとります。
②そこに、砕石(さいせき)を敷いてそれを顛圧(てんあつ)していくことで地盤を固めます。
③その上に鉄筋を組んでコンクリートを打っていきます。
基礎コンクリートの厚みは15㎝~20㎝が一般的です。

 

しかし、柔らかい土の地盤や、墓地が傾斜面の近くにある場合など、墓地の地盤が弱いところでは上記の施工だけでは不十分な場合があります。
地盤が弱い墓地では、コンクリートの厚みを通常よりも厚くしたり、地盤を固くする改良剤を撒くなど現地の状況によって様々な方法をご提案することになります。
他の工事と比べて費用はかかりますが、コンクリートパイルと呼ばれる「杭(くい)」を地面深くの固い地盤まで打ち込み、パイルと基礎の鉄筋を連結させることで地盤強化をする方法もございます。
費用がかかることなので、全ての墓地に杭を打てばいいということでもないと思います。地盤改良をしなくても十分頑丈な墓地も多いです。

 

墓地の場所、地盤などを考慮して最適な方法がございますので、お施主様が納得できるような丁寧な説明をしてくれる業者さんにお願いすることが大事だと思います。