8月のお盆休みにお墓参りに行かれるという方が多いなかで、毎年この季節にお墓参りに行くと青々と雑草が生い茂っている、、、と、お悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
墓地の中の地面が土や砂利の仕上げの場合そこから雑草が生えてきてしまいます。
また、墓地の中にコンクリートを打っていても、コンクリートの厚みが薄かったり、経年劣化でひび割れなどが生じていると隙間から雑草が生えてきてしまいます。
そのような場合は墓地の中を雑草が生えない仕上げにリフォームすることをお薦めします。
施工前
⇓
施工後
写真は砂利仕上げだった墓地を「那智石コンクリート叩き込み仕上げ」にリフォームした事例写真です。
他にも雑草が生えず、見た目が良い墓地の仕上げ方がありますので、日々の雑草に苦労されている方はお気軽にお問合せください。
「墓地の中にコンクリートを打つのはいけないんじゃないの?」
雑草対策としてコンクリートを打設するご提案をすると、上記のようなご質問を頂くことがございます。
今でこそコンクリートを打って、板石などを敷いた雑草対策が万全な墓地が多いですが、昔は墓地にコンクリートを打つと埋葬されている方が息が出来ないから良くないと言われていました。
それは、昔の土葬という埋葬方法に由来すると思います。
昔のお墓は今のようにご遺骨を納める納骨室(カロート)というものはなく、墓地の地面に穴を掘って、亡くなった方を火葬せずそのまま埋葬する『土葬(どそう)』という埋葬形式が一般的でした。そして土葬された仏様の上に墓標として墓石を建てます。
古くからあるお墓を見ると、墓地の面積が広大で、同じ敷地に何基も墓石があるお墓を見たことがあると思いますが、それは上記のような理由によるものです。
土葬で埋葬される故人様の様子を目の前で見たことがある人は墓地にコンクリートを打ってしまうと息苦しいだろうと考えられる方も多かったのだろうと思います。
時代が進むにつれて、衛生上の観点と、墓地不足解消のためから、土葬から一度焼骨をして火葬としてご遺骨を納骨するように法律が変わり、ご遺骨を納めるための納骨室(カロート)がある墓地が増えてきました。
火葬されてご遺骨になり、納骨するための納骨室(カロート)もちゃんとあるお墓が定着すると、土葬のときのように「地面が土じゃないと息苦しいのでは」と考える方も減ってきて、今ではお墓にコンクリートを打つことに抵抗がある方も少ないと思います。
雑草で生い茂ってしまった荒れた墓地にするよりも、いつもきれいな墓地で故人様をお参りしたいという方が増えているからだと思います。